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おすすめさん
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2004年 1月 2004/1/1 (木)今年もよろしくお願いします。 そんなつもりはあまりなかったはずがやっぱり2003年良かった本リンク集更新してます。 ■いしいしんじ「悪いねじまわし」ネット連載。――してたんですね。 2004/1/3 (土) 古畑。あの彼がまたあんな役で……と思ってたらそんなオチなのね。普通にウケました。あれってフジテレビのアナウンサーの名前? えなり一休さんのCMやってましたが、テーマ曲が「気球に乗ってどこまでも」ですか。 女子十二楽坊は実は13人だった(知ったかぶり週報) ■2003年まんがランキング&雑記リンク(2004 1/2)2003年良かった本リンク集にも追加しましたが、漫画系サイトはこちらのサイトがよくまとまっているようです。 2004/1/5 (月)NHK-FMの「タイムスリップ明治維新」は原作にある「女子高生が幕末にタイムスリップする」という設定だけ持って来た予感(鯨カンケーない(^〜^;))。――きょうからってこと夜になるまで忘れてました。 ■読書系情報 「戯言シリーズ」スクールカレンダー(仮)(はてなダイアリー - 衝動買いと、戯言と、馴れ合いが好き) 01/17 : 寮美千子ポエトリー・リーディング「小惑星8304」@カフェレストラン「ラシェット」(小田急線相模大野)(ZABON) そういえば須藤真澄「マヤ」の情報が『書店員のたわごと』の12月29日に載ってました。創英社って?……と思ったら三省堂グループの自費出版社のようですね。……何か動いたのかと思うのは考えすぎ?(^〜^;)>某人 2004/1/6 (火) エコエコアザラク -眼- ■サウンドクルージングカリブ(カラオケに行こう!) 神田にあるコスプレ出来るカラオケ店らしい。 ■ファンタジー職業適性診断 < TRPGが好きっ!.comはてなダイアリー - 衝動買いと、戯言と、馴れ合いが好きより。 占い師「そなたに最も似合う職業は、綿密な調査が得意な『魔法使い』じゃ。 ……らしいです。「魔法遣い」じゃなくて良かった。 ■ラノベの売上に関してのネットの影響力はけっこうあると思うリンク先はこれで良かったでしょうか?? その後、、特にこの話題が他で展開してるような気配はないみたいですね。電波…とどいた? にあったリンク先まではさすがに追いきれてませんが(^〜^;) えーっと、ネットで話題になった作品が売れるというのが本当なのかどうかみたいな疑問はともかく、もともとの「そのあたりに売る側が何か出来るとしたらそれは何だろう」みたいな実際的な話になると基本的には(ネットがない頃から)売る側がやって来たのと同じことやその応用になるんじゃないかと思うので、わたしみたいな一般の読者(素人ともいう)にたいしたことが考えられるわけでもないような気はします。 ……とか思いつつもそういうことを考えてたりするわけですが(^〜^;) 「マリみて」の場合はすごく特殊なケースですよね。それをもっと一般化というか、同じような売り方を意図的にするためにはどうすればいいかというあたりを考えるのがきっと1番効果があるんでしょうね。これが電撃文庫(男性向けライトノベル)とかを読んでる層にコバルト(少女小説)の作品を読ませたっていう、ジャンルを越えた繋げ方をしたケースだとすると、あくまで例えばの話ですけど(ライトノベルじゃないし)ギャルゲーやってる層に少女漫画を読ませるみたいなことも出来るんじゃないかとか思うわけですが。 ……というか、そういう売り方が出来たのは「まんが王」がギャルゲーのムックやらエロ漫画やらとコバルトを一緒に並べて売れるようなところだったからというのがあるだろうから、たとえば出版社がそれを見習う(?)としたらレーベルを越えた情報を提供するページなんかを作るくらいのことは必要かも……。 このあたり、Amazonの「おすすめ」みたいな機能ももっとシステムとかいろいろ充実させたら面白いんではないか……とは思います。 きょうはこんなところで。 2004/1/7 (水) めんぼくないです。 謎の巫女さん: そんなわけで今年のあなたは半吉さんや。よかったなー」 ■[感想]「太陽の塔」森見登美彦 これを読んで、ここを連想した。
乙一が滝本竜彦みたいなものを書こうとしてみたといったような感じもしないでもないのですが、それでいてこれがファンタジーノベル大賞から出て来た作品だというのもすごく納得、というような印象。京都に住む大学生の主人公とその仲間たちの妄想がほとばしる――みたいな売り文句通りの笑える部分もたくさんありますが、その上で落ち着きのあるまっとうないい話だと思いました。 こちらにファンタジーノベル大賞の選評がありますが、その他に冒頭の部分も読めるようになってます。ただ、「あらすじ」はないようなものだといってもいいので読まないほうがいいかも。 「太陽の塔」森見登美彦[Amazon] ■「こんなに長い名称をスラスラと言えるなんてお姉さまってやっぱりすごい」ラジオの「タイムスリップ明治維新」は3日目にして聴き逃しましたが、マリみては無事に見ました。逆じゃなくて良かった。 ヴィジュアル系ですね……。 2004/1/8 (木)ロサ・ ディプロトドンティア・マクロプス(我孫子武丸)。 ■えなりかずきの一休さんちょっとだけ見ました。あの一休さんはどんな年齢設定なんだ……。 「えなり」、「一休さん」、「タイムスリップ」というキーワードでどうにも鯨統一郎のことが浮かんでしょうがないわたしはしょうがないです。 「一休」と出そうとしたら、タイプミスしたまま変換して「イ九」になってしまいました。いきなり話が縄文時代と弥生時代のあいだへ……(^〜^;) ■ライトノベルの話の話。前回とはちょっと別で、「ネットで話題になった作品が売れるというのが本当なのかどうか」というほうに寄った話(……かな?)。直接言及するわけではありませんが、話の流れとして麻耶さんのこことそのひとつ下の話題にリンク張っておきます。 たとえばエロゲーあたりの場合なら、ネットで情報を共有しているユーザーの層がユーザー全体とかなり重なって来るだろうから「ネットで話題になっている作品」と「売れている作品」がかなり近いものになるだろうと思います。 それがライトノベルの場合、そうじゃない読者がかなりいるわけですよね。そこでネットで情報を共有している読者の層とそうでない読者の層とのあいだで情報の壁みたいなものがあるわけで、ネットで話題になれば少なくともネットで情報を共有している層の読者にはそれだけ売れていることになるだろうけど、ネット外の読者に対する売上げにまで影響を与えているかというとどうなのかと思うわけです。ネット上でそうした情報の速度や密度が高いのに対して、ネット外の読者には逆にそうしたネット上の情報が伝わりにくいのではないかと考えてみると、ネットで話題になってるというのもローカルな流行みたいなものでそれが「売れる」と言ってももともとの売り上げにローカルな流行の分が上乗せされるだけなんじゃないかと思うわけです(まあ、それだけでも余計に売れればそれでいいといえるかもしれませんけど)。「ネットで話題になったものが売れている」ように見えるけど、見方によっては「ネットで話題になってるわりには売れていない」ということにもなるんじゃないかという話。……「マリみて」ぐらいになればネットでの盛り上がりがその外まで影響を与えたといえるのでしょうけど。 そんなことを考えてみると、作家個人とかじゃなく出版社あたりが作品そのものでない要素で売り上げを上げようとした場合、ネットで話題になるような何かをするよりもネットの口コミ情報をネット外までスムーズに伝えられるような方法を考えたほうがいいんじゃないかとか思うわけですが(何となく無理っぽい)。いずれはネットの人口そのものが増えてもっと読者全体と近くなるんでしょうけど。 このあたり、ライトノベルについてはもともと(ネット外で)口コミからメディアにまで取り上げられるといったようなブレイクをするルートを持ってなかったということがあるんじゃないかとか思ったのですが(そもそも市場の大きさが……とかあるんでしょうけど)。それでごく限られた仲間内とかいった以上の範囲へ広げられるように評判を拾い上げられるものがネットの他にあまりなかったし、その口コミの範囲はやっぱりネットで情報を共有している層に限られているということで(ネット外でその範囲を多少広く出来るのがリアル書店かな?)。売る側にとってネットの話題が気になるとしたらこのあたりからということなのでしょうか。 2004/1/9 (金) テンバツ!テンバツ! 『こんにちわ』撲滅委員会(CUTTING EDGE) ■夢の中で本を読む方法(はてなダイアリー - 日々是魚を蹴る)ちょっとファンタジーか何かのようなすごい話ですが、しかし本を読めるようになるのに10年もかけるのならもっと他に夢の中でしたいことはなかったのか……と思わずつっこまずにはいられません(^〜^;) ■知的グッズ(知ったかぶり週報)わははは。早見表から「ニュートンのなるほど林檎」とか「ベーコンのベーコン」とか「天動説のほんの一部」とか見ていくと、いろいろクラフト・エヴィング商會みたいですね。「最後の人類のサイコロ」あたりも何とも言えません。 ■私は今日ナニをオススメされましたぼくと未来屋の夏 (Mystery land) しっかり読んだばかり作品と既読作家の未読作品が紹介されてます……。わたしの場合は、bk1はほとんど使ってないし、「おすすめ」もいままでちゃんと見たことなかったので、きょう見ただけだと何とも言えないですけど。 Amazonで「もえたん」がおすすめされるってのは前にうちでも書いたのですが、こっちは「この商品が購入または評価されていたから」という理由の他に、ただ売れ線を紹介されてるような気がすることが……。きょうはこんな感じでした。 『みんなのうた 映像集』, (その理由は?) ■夜会のDVD夜を往け -Go Through the Night-より。 他に気になったのは、DVDのパッケージに入っていた冊子の情報がかなり少なかったことでしょうか。書いてあったのは歌詞だけで殆ど解説も何もありませんでした。せめてどんな物語だったとか、共演者は誰だったとかくらい記載していて欲しかったです。「白菊」で一緒に歌っていた人とか、「あなたの言葉がわからない」に登場した言葉の判らない人とか、「陽紡ぎ唄」や「六花」で共演していたやけに歌のうまい人とか。とにかく説明不足過ぎです。名前くらい載せないとバチが当たるってもんです。YAMAHAも適当な仕事をしないでくださいよ。なんて勿体ない。 そのようなものだったのですか(^〜^;) そのDVDは買ってないのですよね。夜会は何度か観に行ったしビデオも2作だけ持ってますが。 いちおうちょっとだけマジレスしておくと、「陽紡ぎ唄」や「六花」で共演していたやけに歌のうまい人は谷山浩子という歌手っぽい人です。この、映像ソフト化されていないvol.11の「ウィンター・ガーデン」のDVDについては、ヤマハはきっとこのダイジェスト版をを出てしばらくしたら出すつもりなんだ、とか思ってたりしますが(<陰謀論(^〜^;))。まあ、予想じゃなくて願望ですけど。 そういえば、今回の夜会もおもしろそうですね。 2004/1/11 (日)そういえば「ありのままに」(杉山加奈・東京少年少女合唱隊)がB-Karaに入ったみたいですね。といっても歌そのものをほとんど聴いたことないんですが……。 命中。 きのう触れたドラマ、ビデオで第1話を観ましたが、けっこうまともにおもしろい……かも。現代編は山寺宏一が出てますね。そして新撰組!を見忘れたわたし……。 ■ミュージックファンド誰でも作品を作れ、誰でも批評することが出来る時代なら、出資者になることもまた? 出資者側の問題点としては、出資前に制作CDの試聴を行うことができないという点でしょうか。出資額が集まってからCDを制作するため、実際に販売されるCDの曲の試聴はできません。それ以前の楽曲の試聴は可能かもしれませんけど、それだとちょっと不安がありますよね。そのアーティストのファンでないとちょっと出せないかもしれません。 ファンの立場だと、これから作られるものに具体的に関わることが出来るというのは心をくすぐられるかもしれません。でも、どうなんでしょうね。真紀奈17歳さんの記事の最後のほうにあるように「これくらい」という需要の目算があれば普通に自主制作のほうがいいのかも。明らかに需要が多ければメジャーに行ったほうがいいのでしょうし、それなら実績のないアーティストがそのための通過点として利用する価値はある……のかな?? これって出資することによってアーティストとファンとの距離が近くなったように感じられるあたりが1番の特色なのかと思いました。……まあ、距離が近くなればいいとは限らない気はしますが(^〜^;) 具体的な量と質のあるファンの期待を背負って創作するという環境は作り手や出来上がる作品に対していままでとは違う影響があるんでしょうね。 2004/1/13 (火)きのうはまとまらずに、その部分はばっさり……。 ■またライトノベルネットでの評判がライトノベルの売上げにどれだけ影響を与えるか、という話。 2chに集まる読者やそこで支持される作品っていうのはマイノリティに傾きやすいんだろうし、ネットで情報を共有している層であっても読書系サイトとはまたずれた層だと思うので、前に書いたのと同じでコミュニティの外まで評判を伝えるのは難しいということなんじゃないかと思いました。……「2ch(ライトノベル版)→個人サイト」の場合で言えば、単独でおもしろいスレが紹介されるようなことはありますが、2chで何の作品が人気があるかみたいなことまで間接的にはなかなか伝わって来るようなものではないですからね。 ネットから一般へ情報を伝えるということだと、ここに書かれてる話からしても、ごうさんのところにあったように「アンテナ高い店員重要」ってことになるのでしょうかね。 ネット内部の話だと、いくつかの小さいコミュニティで評判になっている作品があったとして、その情報が内輪レベルを超えてもっと広い範囲へと伝わるようになるためには複数のコミュニティを跨ぐ存在としての大手サイトを通る必要があるのかな、と。 ライトノベルのネットで評判と部数の関係(うぱーのお茶会より) ネットで情報を共有している層は一部のオタクなので、そこで話題になるものとそれ以外の読者に売れるものが違う――という場合も出て来るということですね。見方によっては「ネットで話題になってるわりには売れていない」ということにもなるんじゃないかというようなことは前に書いたんですが、ネットだと「読者を選ぶ」みたいに言われるような作品であればあるほど、ある決まったコミュニティではすごく話題になっているのにその外ではまったく話題になっていないというような状況になって、現象としては「ライトノベル板で評判になると、その作品は売れない」といったように見えることになる気がします。 冲方丁については、麻耶さんのところにあった文章で触れられている時点と現在の時点ではかなり変わってるでしょうね。わたしの巡回していた範囲でも前はほんの一部すごく高い評価をしているサイトがあったぐらいで、それが「マルドゥック・スクランブル」が出たところでいろいろなサイトで話題になったという印象です。――このあたりちゃんと追ってみるとおもしろいのかもしれませんね。基本的にこの場合は(口コミ云々というより)ハヤカワ文庫刊として商品を作ったことによる成功のように思いますが。 2004/1/14 (水) しまたー。 ■なるたるアニメ版@TBSの第1話。 すっかりスタッフもキャストも忘れてたのですがシイナの第一声が出た瞬間に「でじこかよ」と思ってしまいました(でも多少どれみに近いしゃべり方かなあ)。火曜(日付けでは水曜ですけど)は「エコエコアザラク」と合わせて小中千昭デーになってしまいました。 ■口コミの話。ネットでの評判とライトノベルの売上げ - StarChartWiki きのうあたりに書かれていたものを読んで、作る必要があるのかな……と思っていたら有里さんが作ってくださっていました。感謝。ごくろうさまです。 売上と話題性というテーマより、ラノベに関しての話って、どうしてこうも盛り上がるのか、という方が気になってきますが、それはさておき。 ライトノベルというのももちろんあるのですけど、個人的にはネットで情報を共有している層の読者には、普通に売れている作品が「ネットで話題になった作品が売れている」かのようにも見えるわけですよね。と書いた時点からネットのコミュニティといったような方向へ。 1月8日に書いたあたりでいちおう書いておきたいことはひと段落した気がしているし、売上げあたりの話についてはもう具体的に書いてくださる方がいるので読ませていただく側にまわろうかと。 そんなわけでまたちょっと別の方向で書いてみます。もうライトノベル限定の話でもないかも。 前回、ネットで評判が広がるためには大手サイトを通る必要があるみたいなことを書いたのですけど、その大手サイトにあたる個人ニュースサイトみたいなところ(それにまんが王とか)って、雑誌とかに相当するような、限定的な範囲でのマスコミ的な働きを持っているわけですよね。そしてそこで流通するものっていうのはイラスト、宣伝、ストーリー傾向などに大手サイトで話題になりやすい要素がある、ニュースバリューのある作品でしょう。逆に良い作品であってもそうした要素がない場合は大手サイトを介して情報が流通しないし、大きな話題にはならない。 そこで話としては「話題になりにくい作品を大手サイトの話題に乗るように――」という方向もあるのでしょうけど、個人的に求めてるのはそれと違うのですよね。売れるのもいいことだろうし、話題になるのもいいことだろうと思いますが、売る側ではないので本当のところ売れるかどうかは重要ではないし(売れなくて続刊が出ないような話になるとまた無視してはいられないんですが……)、話題になった作品だからといってそもそも自分の好みには合うとも限らないからです。 ネットに繋いで感想とか読んでいるのはそれ以外の既存のメディアで手に入るものでもなく、身近な仲間内で手に入るようなものでもない情報を求めているというのがあるわけです。そこで、いままでの話だと「ネットの口コミ」というのは大手の個人ニュースサイトなんかを含めたものを指していたのですけど、うちみたいなサイトをやってるような人間として期待するネットの口コミ的なものっていうのは、自分の趣味に合いそうな作品の情報をそうした大手サイトまで通さずに見つけられるようなもののように思うわけです。 いま現在だと、自分の趣味に合う作品を探そうとすると地道に似たような趣味のサイトを見つけたり信頼出来る書評を書いているサイトを見つけたりしてそこで薦められているものを読むしかないかもしれませんが、もっと効率的に話題になりにくい良作の情報を送受信することが出来るシステムがないものかな、と思うのですよね。思うだけでそれが出来るわけではないですが。すぐ思いつくものだと、書評リンク的なもの、amazon、bk1にある「おすすめ」のようなものをもっと使えるようにしたものとかいった感じでしょうか。ときめきくらぶにある「少女漫画家占い」みたいなのもおもしろいのですけど。 2004/1/15 (木) 彩紋家家系図(D4D4D=3D+8 / diary for database for detective) ■店長さんたちによる「日本一早い書評!」〜 『パーフェクト・プラン』柳原慧/著 宝島社 〜イーエスブックスのユーザー数名による新刊の先行書評企画。 発売前の本を有志の店長さん20名にお送りし、実際に読んでいただいてコメントをいただきました。今回取り上げたのは、ミステリーの新人賞、『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品です。 ■[感想]「安楽椅子探偵アーチー」松尾由美[創元クライム・クラブ]ちゃんと内容をひと言で表しているのだけど、それにもかかわらず中身のおもしろさが伝わらないタイトルかも。 誕生日プレゼントとしてテレビゲーム機を買ってもらうはずだった小学5年生の衛が、親から渡されていたお金で買って来たのはアンティークショップにあったひじ掛け椅子。それはただの椅子じゃなく、何としゃべる椅子で、しゃべるだけじゃなくその上に衛からまわりであった事件の顛末を聞くだけでその謎を解いてしまう、まさしく正真正銘文字通りの「安楽椅子探偵」だった。――という話です。安楽椅子探偵が椅子っていう発想もばかばかしくもすごいものがあるわけですけど、この話のまたすごいところは語り口調や話すようになってからの時間で類推される椅子の人格が衛に対してちょうど祖父にあたるような年齢のもので、その家にやって来た古いしゃべる椅子が共働きの家で暮らす衛にとって特別な相談相手になっているということだと思うのですよね。そのあたりは表紙のイラストのほうに出ているように思います。 そういえば、児童文学で椅子がしゃべる話といえば「ふたりのイーダ」という名作が。「本当にしゃべるんだったっけ?」と考えてしまったくらい深いところにあった記憶をこの本を読んでいて掘り起こしてしまいました。ほとんど憶えてませんでしたが……。 ただ、読み進めていくと「僕とお爺さん」の話としても、ミステリとしても、しゃべる椅子の秘密についてもちょっとどうかな……と思ってしまいました。このあたりは設定の良さからちょっと期待値が高すぎたというところがあるかもしれません。 [感想]「安楽椅子探偵アーチー」松尾由美[Amazon] 2004/1/17 (土)■[書評]書評ヘッドライン思いつき企画。続くのか不明。 「イカロスの誕生日」小川一水【 amazon / bk1 】 「あなたの人生の物語」テッド・チャン【 amazon / bk1 】 「聖遺の天使」三雲岳斗【 amazon / bk1 】 2004/1/19 (月)書評Wiki始めました(Mystery Laboratory) 萌えについて 乱歩R。 ■[感想]「目を擦る女」小林 泰三[ハヤカワ文庫 JA]「なるほど、そう来るか」鰒がようやくのことで呟いた。「どうでもいいけど、仮想世界ネタばっかりだと、そのうちに飽きられるぞ」 メタフィクションっぽいものをいろいろ楽しめる短編集。ミステリとしては山口雅也の「ミステリーズ」みたい……なのかも。おもしろいのですけど、ばかばかしい話のわりに地味ですね。あと、同じ傾向ものに偏っているところがそれぞれの話のインパクトを薄めていて、短編集としては損してるように思います。 表題作の「目を擦る女」、「超限探偵Σ」、「脳喰い」と続けてホラー、ミステリー、ノスタルジーものっぽく振ってみせてるのですがどれもいい具合にばかばかしい感じ。「空からの風がやむ時」、「刻印」はわりとオーソドックスなハヤカワのSF短編的な作品。「未公開実験」はタイムパラドックスという矛盾を解消したタイムトラベルもの、というと大げさかな。「ターイムマスィーーン」と叫ぶのが「トリック2」の「ゾ〜ン」みたい(^〜^;) 2004/1/20 (火)「うたやねこ」じゃないですよ? ■クロスレビューリレー:読書(はてなダイアリー - ヤッキュンのモラトリアム広場。) はてなダイアリークラブですけどリンク。 2004/1/21 (水)■最近じゃないウェブログ 土佐日記 - Tosa Blog それぞれ「土佐日記」と樋口一葉の日記をウェブログにしたもの……らしいです。「あしたの日記」(byはれぶた)並みのインパクトかも(^〜^;) 土佐ブログの「日本最古のネカマブログ」って強いなあ。 2004/1/22 (木)■クレヨン社の「夜間飛行」サンプル盤前に触れましたが、活動再開したクレヨン社が製作中のニューアルバムに収録される予定の曲、「夜間飛行」のサンプルCDが配布されています。 2004/1/23 (金) ファンタジー・ブックガイド 掲載書籍リスト(本日の有里) ■萌えについて皮肉というか、「何でも萌えで語られることに対する違和感」みたいな感じでしょうか。 でも、「これはSFじゃない」、「これはライトノベルじゃない」とかいうのと同じように「これは萌えじゃない」ってのもあんまり意味がないのかもしれません……。何かの作品とかについて「萌えとはここが違うんだ」みたいに語ったとしても「でもそれも萌えでしょ」とか言われちゃうと勝てない気がしていて、難儀な感じです(^〜^;) ここでいずみのさんが書かれてるあたりと多少かぶるでしょうか。「でもそれも萌えでしょ」というツッコミを避けようとするなら萌えという言葉を初めから使わない文脈じゃないと、という感じ。……このあたりはまた新ためてでも書けるといいのですけど。 まあ、この件についてはいずみのさんに繋げられれば、と思ったので。 2004/1/25 (日)■音楽のつながりを図にして関心の幅を広げる(CUTTING EDGE)口コミの話。の最後で書いていたのが例えばこんな感じのものだと思うのですよね。……とこれを見ていたらKanameの小部屋 −未読でいっぱい−のライトノベル・ベクトル計算機とライトノベル・読んでます読まれてますがあったのを思い出しました。 2004/1/26 (月)■洋楽関心地図と読書体験「間違った世界地図」っていいですね。 関連としては、きのうの日記というより、前にあったオタク・クロニクル寄りでしょうか、と思いつつおもしろかったのでリンク張りました。……っていうか洋楽は聴かないので地図そのものについてはまったくわからないんですが(^〜^;) わたしぐらいの読書量の少なさと趣味の狭さであれば、本(作家)でこういうタイプの図も書ける気がして来ました……(簡単単純なメモリー)。 ところで同じくR2onの1月26日の日記を読みながら、ネタバレのことも含めて「いかに物語の情報や読書体験の情報を上手に交換するか」みたいなことがうちのサイトのテーマのひとつでもあるなあ、と新ためて思ったり(大げさ)。この話題だと2003/04/11の日記で書いたことあたりもわりと関係が深いようなないような気がしますが。 読書体験に与える影響を少なくする紹介というようなことについてはここで1回書いたのですが、それに関しては説明せず書名だけ言って「いいから読め」という紹介というのはやっぱり問答無用に1番強いです。それも含めて作品の内容に触れないような紹介が強いなあ、と思ってます。そんなことを思って感想を書いてると結果として狙い撃ち(この感想の1行目)とかになったりするわけですが(^〜^;) それ以前に最近あまりここで感想書いてませんね……。 2004/1/27 (火)なぜかきょうになって「戯言シリーズ スクールカレンダー」で検索して来る方が多数(特に情報とかないですよ)。最後通牒に載ったからとか……? 乱歩R。 エコエコ。 いろいろ、きのうの日記に書き足らなかったこともあるはずだし、他にも触れたいこととかあるんですが、ちょっと余裕がない感じです。いずみのさんの書かれてる「最近のオタク」って言葉はどのあたりを指してるんだろう……? 某原稿が終わるので、書きかけのまま放置してる文章を再開する予定……。しかし、これはちゃんと完成するのか?(^〜^;) この調子が続けばあと 20年くらいはもちそうな気がします。 2004/1/28 (水)等身大Pinkyとか、わりとフツーにお店の入り口に置いてあったりとかしそう(どんなイメージなんだか)。 ○○してはいけないってのは、たしかにそうだけど、 ■反応が…… 俺履歴と書評とか まあ、しょせん自分語りですから(<おい)。 考えてるのは、X軸方向がはまった時期。Y軸方向は適当に近いものが隣り合うように並べていく感じでしょうか。それで右端と左端をくっつけて円筒形になるようにする、と。……そういえばこれってワープの説明に出て来たりするネタですね(何の話なんだか)。 わりと見かけるオタク三世代分類くらいのスパンの話というかそんなタイプの話というとこで理解しておきますね。……いえ、「最近」という言葉を使ってるのでそれよりもっと細かい何かで区切った話なのかとも思って気になってしまったわけで、大体でそんな感じとわかれば(全然違ってたりして……)「どう捉えてるか」みたいなことについては構わないです。 2004/1/29 (木)ホントに、何でもアニメ化するんだなあ……。 御大ヤバイ そういえばいろいろあって某原稿があがったら再インストールする予定だったのでした。適当に週末にでもやるかもしれません。何かうまくいかなくて音信が途絶えたりとかしたらよろしく(^〜^;) V林田さんの収録作の中で一番心にキたのは「約束」。にも脊髄反射したかったんですが(っていましてるけど)、あとで普通に書こう……。何か、いろいろあとにつかえてるな……。 ■読書地図早っ。しかも何かイイ! さすが一歩さんは馬力が凄い、地図とか平気だし。 ふむふむ。わたしは「和製・翻訳」ってのは使えないな(^〜^;) その替わりに「女性作家・男性作家」ってのは使えるかな?? わからんですが、とりあえずわたしももっとやる気になってみます……(^〜^;) そういえば男性オタクにとって花とゆめコミックスって少女漫画でも特異な位置にありますね。 2004/1/30 (金) 新人賞応募原稿作成支援サイト 下読みの鉄人(CUTTING EDGE) 読書地図書いてます。図とか書いたことなかったのでけっこう大変ですが、とりあえず何とかなりそう。致命的なミスとかあって破棄したりしない限り、あしたかあさってにはアップします。プロミス。 説明せず書名だけ言って「いいから読め」という紹介 ■祝辞ヤバイ。まいじゃー推進委員会ヤバイ。まじでヤバイよ。マジヤバイ。 ……出来としては正直ビミョーな感じですが、ともかくそんなわけでおめでとうございます〜。 元ネタ→宇宙ヤバイのガイドライン 7個ぶんくらいヤバイ 2004/1/31 (土)■読書地図(あるいはオタク・クロニクル?) 地図の見方。 意図せずに男性作家と女性作家にくっきり分かれました。時間的に見ると大雑把にSF→ミステリ→ヤングアダルトというように移行してるような気がします。谷山浩子の作品で見てもわりとそれに沿うように移行しているような気がします。……まあこの地図自体を含めてただの思い込みかもしれませんが(^〜^;) もうちょっと詳しい解説。ハヤカワJAから入ってそこから全般的に谷山浩子に流れる。開方向ではそこから発した少女漫画の流れ、ミステリ方向を経由した女性作家の流れ、ちょっと外側の学園ホームコメディの流れが「ヤングアダルト」という括りででひとつになるような感じ。閉方向では認識と世界の変容の流れが神林から発して谷山、新本格、「lain」あたりを通っている。そして、この開方向と閉方向のふたつの流れが山名沢湖でまたひとつになっている。――というのはこういうふうに図にしてみるとちょっと大げさというか、わざとらしい気もしますが。 やっと宿題提出。あー、すっきり。あとでプロフィールのページからリンクしておこうかな? 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