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『EVER17』


う た た ね こ や
〜 谷山浩子と本のあるところ 〜 
 


 2004年 8月

2004/8/1 (日)

 まあ、個人的にいえば、いままでライトノベルと呼んでいたものをそう呼び続ける必要はもうあまりないのかも。

「カントリーガール」ですが、ビジュアルノベルみたいに2〜3番がバッドエンドでそのあとの4番はグッドエンドなのだ――という説を考えたきょうこの頃。冗談みたいですが、作者本人から「ぼく=谷山浩子説」なんていうメタな解釈が出ている谷山浩子の作品の場合は「4番=グッドエンド説」もありなんじゃないか、と。実際「意味なしアリス」みたいなのもあるわけで。……もっと大げさに言っちゃえば、3番まで聴いた聞き手たちによって運命が変えられたとかそんな感じで。いわゆる奇跡ですね。ええ。

 しかし、これを「ビジュアルノベル」とかいった言葉を使わずに説明するのはけっこう大変なんじゃないか……というところでこのジャンルの分岐したりループしたりするシナリオが特殊だとあらためて思うのではありました。

 TVアニメ「金色のガッシュベル!」データベースというところで見たのですが、大和屋暁がシリーズ構成になったのは途中かららしいですね。ふーん……。公式サイトとか前のままなんですが。考えてみたら、シリーズ構成なんだから劇場版の脚本も書いてるんじゃないか……と気になってこのあたりを知ったのですけど、劇場版はこの以前のシリーズ構成の人でした。残念。

2004/8/5 (木)

 12月中旬 『委員長お手をどうぞ(1)』俺センター(誤:雑誌クラッシャー / 正:潰れるような雑誌からしかオファーが来ない)より)
 コミックス出ます。(1)がついてます。にこにこ。まんがライフMOMOの「レモネードBOOKS」も連載化ということでめでたいです。にこにこ。がんばっておられるなあ。

 そういえば、流星さんも年内に新しいコミックスが出るらしいですね。

 田中麻紗実さんのサイトKAN-NA-MOON THUNDER!!が公開されました。谷山浩子ファンへの101の質問の回答もKAN-NA-MOON THUNDER!!にある回答ページへのリンクに変更しました。

 栞もしくは押し花(04.08.05)
 前に住んでいた地域の図書館が同様のシステムで、やっぱり以前に借りた人の貸し出し期限と借りた本のデータを打ち出した紙が挟まったままになってることがけっこうありました。同じ本を借りてるだけに一緒に借りているそれ以外の本を眺めてもけっこう面白かったりするんですよね。某ネット書店の「この本を買った人はこちらの本も一緒に注文しています」にも似てますが。いま住んでる地域の図書館にはそれがないのですけど。

 綾辻行人が8月18日(水)の「クイズ!ヘキサゴン」に出演するらしいですよ(綾辻行人データベースAyalistより)。

2004/8/7 (土)

 そういえば、おととい書店でまるごと川原泉という再録ものの雑誌を見かけて、てっきり単発かと思ったら続けて出すみたいですね。コミックス未収録短編が2編だけあるらしいんですが……。

 ↓と一緒に買って来たなかよしラブリー夏の号も山名沢湖「花の香りと小さなオバケ」(8ページ)だけ読み終えました。わははは、最高傑作級〜(byいちせさん。一度言ってみたかったのです(^〜^;))。

[感想]コミックハイ!vol.6[双葉社]

 冬まで休刊ですと。……イレギュラーな展開にどう反応すればいいのかわかりませんが。

 山名沢湖「委員長お手をどうぞ 第6話 まるく・くるりと美化委員長」
 学期末大掃除大会の委員長vs日常清掃の平委員の闘い。好き勝手にやってますが、ある意味ではいままでで1番委員長らしいかもしれません(偉そうなだけ?)。とりあえず踊っとく&力強い構図!(by川原泉) ……そうして彼はごまかされるのか(^〜^;)

 タカハシマコ「エーベル851」
 天体の好きな校長先生と生徒の話(<大雑把)。うむ。これはなかなかすごいですね。かなり無理のある展開が難点ではありますが。個人的には、こういう作品をもっと載せていく気があるならこの雑誌の評価ももっと上がるのですが、ちょっと無理でしょうね。

 流星ひかる「それはロボット」
 ロボットの夏。まあ、ダメロボットということでぶっちゃけアレの展開なんですが……個人的にはオチはこっちのほうが良いです。

2004/8/8 (日)

 白薔薇に見入ってしまいました。

[感想]なかよしラブリー 2004年夏の号[講談社]

 読める作品が少なくなっていく一方なんですが、この雑誌の対象読者についても考えると良いことなのか悪いことなのか(^〜^;) ……とか言いつつけっこう読んだ。

 山名沢湖「花の香りと小さなオバケ」
 8ページのショートなのでこっちにはあらすじとか書かないでおきますけど、こういうの好きなのですよ(にやにや)。大筋の展開は昔読んだ児童小説と似てたりもするんですが、花の香りのロウソクといったところもうまいし、最大スケールになったオバケのコマはサイコー。萌え度も妙に高いです。……しかし、このオバケ、匂い嗅いだりしてる割に鼻がないんですが、口に見えるのが実は鼻なんでしょうか(^〜^;) 

[感想]『風の歌、星の口笛』村崎友[角川書店]

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 第24回横溝正史ミステリ大賞受賞作。そういえばこの賞の受賞作や受賞作家の作品ってほとんど読んだことありませんでした。綾辻行人はいろんなとこで選考委員してますね。

 大掛かりなトリックのSFミステリ――といったつもりなんでしょうけど、その割りには良くも悪くも突出したところのない感じでした。まったく違った3人の視点から語られるそれぞれ謎のあるストーリーがひとつになっていくのは物語としてそれなりに面白いですけど、ミステリ的な驚きやSF的な興奮はそれほどありません。密室トリックも、そのためにSFっぽい話にしたにしては実際に描かれている部分が全体から浮いてる感じですし。「さまざまなレベルで突っ込みどころ満載」という選評もありますが、こんなトリックを書くためにわざわざこんな設定にした結果がどうしてこんな作品なってしまったのか、と首をかしげまくりでした。

2004/8/10 (火)

 谷山浩子ニューアルバム「Mezzo Piano」ホームページ(さるさる日記 - 胸の振子〜は,武力行使を認めません。〜)

 ウルトラQ。
 カジシンみたいなタイプの、時を超えたラブロマンスジュヴナイル。今週もまたそのまんまのオチ。……いやまあ、好きですけど。

 そういえばTVの放送が終わった後の試験電波放送の画面が赤い薔薇と白い薔薇と黄色い薔薇を持ったお姉さんになってる……。

[感想]『涼宮ハルヒの退屈』谷川流[角川スニーカー文庫]

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 涼宮ハルヒを筆頭とするSOS団の変人5人組がいろんなところで事件を起こしたりする、シリーズ3作目にして初の短編集。短編ということで、SFコメディ漫画の連載っぽい楽しさですね。妹はなかなかの人材のようです。

 表題作「涼宮ハルヒの退屈」はまるっきりドタバタなのが愉快な「野球大会に出よう!」。長門さんもやりすぎです。「笹の葉ラプソディ」はお約束のタイムスリップによる因縁話。七夕についてのハルヒの理屈がすごい。「ミステリックサイン」もSFっぽい事件ではあるのですが、これはシリアスとして見てもコメディとして見てもいまひとつでしょうか。「孤島症候群」はミステリを扱った中篇。「謎解き」としては単純ですが、作品の性格から事件の真相が自然と導き出される……というふうに考えるとそのシンプルはけっこうキレイかも。SFミステリがSF的な道具をミステリに取り入れているものなのとは逆に、これはミステリ的な「謎とその解決」のある事件そのもの――というか、「なぜか主人公たちが不可解な事件に巻き込まれる」という形で発生している非現実的な状況をSFとして取り入れて展開する、「EVER17」あたりと同じようなタイプの作品なのではないでしょうか。この作品の場合はそのSF部分が以前の話で明かされているので、逆にそこから事件の性格が予想されるわけで。

2004/8/11 (水)

 PS2のsimple2000シリーズにて『NEVER7』amazon 】(感想)が9月2日に発売されるそうです。同じく『EVER17』感想)も10月28日に発売予定。――まいじゃー推進委員会!より。

『漫画同人誌エトセトラ’82〜’98―状況論とレビューで読むおたく史』amazon / bk1
 ――はてなダイアリー - ざぼんの本のめもより。

『ボーイズラブ小説の書き方』の概観(下ネタ注意)

 GA。
 2本目はちょっと『イラハイ』入ってる気もしないでもないテキトー歴史絵巻。まさかこの番組で大和屋が堪能出来るようになるとは。筋肉つくと(体型が)先祖がえりするのかよ……。

[谷山]アルバム紹介(4)『たんぽぽサラダ』

『たんぽぽサラダ』amazon

あなたの目玉 赤いたんぽぽはえた
あなたの骨に 青いたんぽぽはえた

それでも動く それでも動く あなた
愛の言葉も あまいたんぽぽ
ぬけない ぬけない 強い

 ――「たんぽぽ食べて」

 1983年4月21日リリース。ジャケットは本人写真。乗馬スタイル。

「たんぽぽ食べて」「悪魔の絵本の歌」のように何か外れてしまったかのように陽気な曲。「LADY DAISY」「SEAGULL」のように神がかったような美しい曲。「船」「地上の星座」のように深く静かな曲。そうした、素晴らしい曲の数々をまとまりなく詰め込んだ、80年代の傑作アルバム。特に「LADY DAISY」「たんぽぽ食べて」を聴いた時の衝撃は強い(まったく違う意味で)。これを作るまでに、現在もプロデューサーをしている石井AQや同じくアレンジをしている斉藤ネコたちが当時やっていたバンドを知って、その影響が「たんぽぽ食べて」あたりに強く出たそうです。おふたりはこのアルバムからプレイヤーとして参加しています。


1.ジャンニ(朝をつれて来る人)

 夜明けの歌。一日の始まりの、あらゆるものが新しく生まれ変わっていく様子を描いた、朝の涼風のようにさわやかな歌。

2.パセリパセリ


3.LADY DAISY

 人間の男の人に恋をする人形の話。結婚する友人へ贈ったというウエディングソングで、たいへん美しい名曲。

4.


5.たんぽぽ食べて

 街を侵略したたんぽぽに彼が支配されてしまう、わけのわからない歌。名古屋で作られたことが影響しているのかは謎。

6.SEAGULL


7.リカちゃんのポケット

 女の子が夜を歩き回る、明るいのにどこか寂しい歌。楠桂によって漫画化され、楠桂作品のイメージアルバム『楠劇場』には上野洋子による唄で収録されています。

8.眠りの森


9.悪魔の絵本の歌

 "ほんとのこと"が描かれる絵本の歌。言ってることは自虐的なのに、それをメルヘンっぽい物語にして他人事のように陽気に歌ってしまうというあたりが谷山浩子らしい。

10.地上の星座


2004/8/13 (金)

 そういえばこれ。記事を読んだ時にも「うち」と名乗る女の子という話題であいこっちが出て来るのは驚きでしたが、関プロデューサーの肯定してるコメントが載ってるのが謎なのですよね。たまたま聞かれただけの(福)さんあたりが間違ってるのはともかく。

2004/8/14 (土)

 この惑星は重力が大きすぎると感じる夏の日。

 いい人だったのに……。
 企画の意義みたいなことについては、ネット上のファンのお祭りみたいな感じでいいのではないかと。

 ツングースカで宇宙船の残骸が発見されたはてなダイアリー - モノグラフの自由帳
 な、なんだってーーーっ!!!
 写真も載ってなかったり、X51.ORGにも載ってたり、「私には十分な自信がある。また、私は以下の公式声明を出す事が出来る。我々は超文明の何らかの力によって守られているのだ。」なんてコメントがあったりと、これはこれでけっこう愉快。
 ……まあ、UFOの夏ということで(あれにも出て来ましたよね。水前寺のおじいさんのエピソードだったか)。

[感想」『藤田先生のミステリアスな一年』村瀬継弥[東京創元社]

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 田舎の小学校にやって来た藤田先生が見せたいくつもの「魔法」の秘密を大人になった生徒たちが何とかして明らかにしようとする、日常の謎ジュヴナイル。主人公たちが生徒だった時代が昔だったりする(「長嶋選手」とか出て来る)せいもあるのか、生徒たちが素直にだまされすぎという感じもちょっとするんですが、そのあたりも含めて素朴な感じがするのはなかなか良かったです。

2004/8/16 (月)

 白薔薇に見入る。
 それにしても、しょーもない予告だ。

[感想]『食卓にビールを』小林めぐみ[富士見ミステリー文庫]

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 まいじゃー推進委員会!はてなダイアリー - 鍵の壊れた部屋で見る夢で感想を読ませていただいて、「これは避けて通れませんよ!」と思い苦労しつつ入手しました。

 16歳の女子高生で人妻で小説家で物理オタクでビール好き(だめじゃん)の主人公が送る不思議にSFっぽい日常。けっこういろんな角度からストライクゾーンに入って来るような作品で、いやあ楽しい楽しい。おかしなことばかり考えてるわりにはたんたんとしている主人公の語りもおかしいです。「若奥さまもの」(他に言い方ないのか……)ということで、山名沢湖がアワーズライトに載せていた漫画みたいなところもちょっとありますが、こちらのほうはもっとSFコメディ寄りですね。

 各エピソードの中ではやっぱり「メビウスの輪篇」が1番でした。これも世界が大変なことになってるのに見た目は電車の中で女子高生と子供が会話してるだけのような……という話。その上ちゃんとSFしてるという。他の話とちょっと違ってこれだけ『悲しみの時計少女』みたいでもあります。ひっさしぶりにこういうのが読めてたいへん満足。

 「わらしべ長者篇」のいつのまにか妙なところに繋がっちゃう展開も良い。あと「シュレディンガーの猫篇」とか。このあたりのちゃんとしたSFになるのかどうかというような微妙さが好きですね。「酔星篇」「クッキングスクール篇」あたりだとけっこうストレートなSFコメディになってるように思います。それはそれで面白いけど。

 小説家というプロフィールもあったり本を読んでる場面も何回か出て来ますが、そのわりには(物理関係以外の)本ネタがなかったのがちょっと残念。いろいろ含めて続編に期待。

 よくわからんですが、あれがスイッチだったってこと?

 ここから追記(2004/09/04)。

 感想書く段階ではすっかり忘れさっていたのですが、高校生がビールを飲むな、ということについてはBAD_TRIPの感想でTKOさんが書かれてる通り、ということで。

 まあ、面白がっていて言及し忘れるくらいにはこの作品におけるそのあたりの各種設定の意義というのはそもそも薄いんですけど、そのわたしが面白がっている見方のようなものにしてもそもそも作者の書いているもの自体とはおそらくずれているだろうなあ、とは思っているのでそのあたりを含めると相当に微妙な作品ではあります。

2004/8/19 (木)

 休刊したエース特濃に連載されていた山名沢湖『でりつま』が双葉社の「まんがタウンオリジナル」にて復活。10月20日発売の12月号から連載されることになったようです。

 これでコミックハイが再開したら月刊連載3本ということに。おお、売れっ子だ! ……いやまあ、先のことはどうなるかわかりませんけど(<とか言っちゃいかんな(^〜^;))。

 新しくプロバイダーに加入手続き中。きっとADSL回線ならちゃんと繋がる……と思いたい(^〜^;) そんなわけでそちらを使えるようになるまで更新は少なめになる……といいなあ。

 そんなわけであとで見るためのメモ。
 Flashアニメ作家 森野あるじ氏新作「魔女の妹」、BBit-Japan上で1か月間プロローグ無料配信【FANTASY Bookmark】

 そんなわけでなのかはよくわかりませんが、BLの話題は特にリンク先を巡ることすらなくスルーですよ。

 ああ、なるほど。
 環状線はそもそも時計なのでした>ひとつ前の感想。

[感想]『こんびに さんご軒 へ ようこそ ―なつやすみの奇跡―』あらいりゅうじ[EXノベルス]

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 昔あった戦争のために文明が少し後戻りしてる世界で、メモリーが壊れて記憶を失くしたまま地中でトンネルを掘り続けていた女性型アンドロイドのアイレスが、偶然に出会った少年たちのつくろうとしていた「こんびに」という店を始める話。――でしょうか。

 ノスタルジー+人工知性+萌え、といった感じで非常に適当というか都合のいい世界だと思うんですが……しかしこういうのけっこう好きなのですよねー。短いし、もっといろいろなエピソードを読んでみたいように思うのですけど、無理でしょうかね……。

2004/8/23 (月)

 そういえば、去年の夏に近くの盆踊り会場から劇場版ラーゼフォンの主題歌(坂本真綾の)が流れて来ていたのにはちょっと驚きましたよ。出かけなかったので、実際に踊ってるところは見てないのですが……。

 第7回「もえたん 萌える探偵小説」
 今回は師走トオル『タクティカル・ジャッジメント 逆転のトリックスター』と谷原秋桜子『天使が開けた密室 激アルバイター・美波の事件簿』(ともに富士見ミステリー文庫)。
 確かに『天使が開けた密室』は目にした記憶がないような気がします。

[感想]『冷たい校舎の時は止まる』辻村美月[講談社ノベルス]

上巻【 amazon / bk1
中巻【 amazon / bk1
下巻【 amazon / bk1

 メフィスト賞受賞の青春ミステリ。
 ミステリ要素としては新本格らしい感じで、全体的にもわりと好きなタイプでしょうか。でも、基本的なところの設定がアレのまんますぎる(ネタバレのため「わかる人だけわかれ」ということで(^〜^;))ところと長すぎるところの2点でかなりマイナス。……これで2巻分くらいに収めているのであれば普通に誉めてたんじゃないかと思いますが。あの登場人物たちなら「解決篇」に至る前に真相にたどり着けるはずだと思ってしまうので、そうならずに彼らの鈍感さを3巻目の後半までの長さで見せられることで「青春」的にも共感しにくくなってしまうし、引っ張った分だけ「ミステリ」的なカタルシスも薄くなってるのではないでしょうか。まあ、そもそも憶えてるはずのことを「忘れさせられている」というあの空間の場合なので、何でもありなのかもしれませんけど……。解決篇のタイムスリップなんかも「思いついたので書いてみました」みたいな感じで、あれはあれで面白いですけど必要ないような(^〜^;)

[感想]『少年名探偵虹北恭介の冒険』はやみねかおる[講談社ノベルス]

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 学校に行かずに自宅の古本屋の店番をしながら本を読んでばかりいる小学生が探偵役という日常系ミステリ。内容的には青い鳥文庫でいいんじゃないかという感じ。表紙もやまさきもへじのイラストなので、講談社ノベルスで出しても、ふだん児童向けミステリを読まない人間があえて手に取るようなこともあまりなさそうなんですけど(^〜^;) 1話目の真相はアリなのかな……?とか思う以外は本編もなかなか面白いのですけど、あとがきだとか「透明人間」の企画ネタや「祈願成就」の映画ネタなんかの本編の謎とは関係ないところでウケてしまいます。「きみは、いい歳をして、大怪獣の出てこない映画を『日本の様式美』って言って、ありがたがってるのか」とか、しょーもない。ラフ画なんて載せるくらいならもっと挿絵を増やしてもいいと思います。

2004/8/26 (木)

 そこで夏と冬の奏鳴曲だっ。
 ――というわけでヘキサゴン見ました。綾辻行人はバラエティ番組的には可もなく不可もなしという感じの出演者になってましたね。

 ドクロちゃんドラマCDの配役はいったい誰の妄想ですか!と思いましたよ。

◆マリア様がみてる/解決篇◆(地雷犬日記 : BLOGより)

 ここへ来て、いつも読ませていただいているサイトの更新停止がいくつか続くようですね。お疲れさまでした。

 GA。
 意味なく回想シーン突入とかたて笛ネタとか、らしいですのう。……もはや目的は転倒して、単にギャラクシーエンジェルを見ているのかそれとも大和屋脚本のために見ているのかわかりません(^〜^;) 1本目は良いオチでした。

ネット上の文体とかの話

ちょうど最近とある場所で、顔文字の「(^^;」を段落の最後ごとにつけるような人*1のことが話題になって、これはパソコン通信での文章スタイルに慣れきっていてそこから抜け出せてないのでは、なんて話になったのを思い出します。

 もうかれこれ5年以上10年未満くらいの昔になるのですが、パソ通の頃は「(^〜^;)」というのをまるで署名のように書き込みするたび1つは使ってました。それから較べるとほとんど使わなくなったのは、掲示板とウェブ日記の性質の違いあたりも強いのではないかと思いますが。

 ――とか書いたあとに直近の日記だけ見直したら、思ってたよりは使ってました。ありゃりゃ。

2004/8/29 (日)

 お誕生日おめでとうございます。

 マリみて。
 乃梨子のしゃべり倒し……ということで、ずいぶんと久しぶりに清水香里の声を堪能。ああいうキャラで探偵役とかやらないものでしょうか。

 きょうの早口言葉。
「蒼穹のファフニャー」

[感想]『レクイエムは君の―― ハード・デイズ・ナイツ』南房秀久[富士見ミステリー文庫]

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 ごく普通の女子高生の茜とそのクラスメイトで男性アイドルグループ「ソーズ&ソーサリー」のメンバーである一心を中心として、それに一心の兄にあたる美青年の玲といった配役や芸能界が舞台として出て来る内容が少女向けレーベルっぽい雰囲気のある作品なのですが、わりとこのあたりが富士ミスのど真ん中だったりしたのかなーと思ってみたりします。その茜とソーズ&ソーサリーのメンバーたちや彼らと仲のいい女性アイドルが一緒になって事件を解決していく展開はなかなか楽しい。世間から隠れて未解決事件の犯人を見つけ出す仕事をしている玲とそれに対する敵役のインクウィジターがそれに加わってけっこう少年探偵団的な感じですね。ラストの引きは「ケイゾク」あたりのドラマみたいで、いま読むといまさら感がけっこうあるんですけど(初版は平成12年)。

[感想]『玩具修理者』小林泰三[角川書店]

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 第2回日本ホラー小説大賞短編賞の「玩具修理者」と中編「酔歩する男」の2編。

「玩具修理者」のスプラッタとお笑いな内容は、ねこぢるですね。オチも含めてたいへん愉快でした。「酔歩する男」のほうは、タイムトラベル的なことやら何やらが形而上SFみたいに展開する内容はすごいのですが、それが延々続くうちにええ加減にせえ、と思ってしまうという(^〜^;)

[感想]『双月城の惨劇』加賀美雅之[カッパノベルス]

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 こういうのも飽きたなあ……と思いつつ、なぜか周期的に読みたくなってしまう「館もの」本格ミステリなのでした。

 密室殺人のトリックやその動機なんかは面白かったので、一応このタイプの作品に期待するだけの満足感はあったのですが、この文章はちょっと好きになれませんでした。大げさな表現をするわりに、細かいフレーズに工夫がないのですよね。あと、冒頭にあるように、ある人物のために真相を公にしないまま事件が終わるのですけど、納得のいく理由にはなっていなくてよくわかりません。もし仇討ちを是としたとしても、あとのほうに死んだ2人についてはどうなるんだ……。



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