11月30日

 ゆぎりさんから反応が返って来た(11月30日の日記)のでまたこの話題について書きます。

「紺碧の國」の主人公たちはみんな以上で「天夢航海」の主人公たちはみんな以下だと感じているという比較も出来るというのは確かにそうですね。
 これは世界を変えようとする話別の世界を求める話かという、物語のジャンルの違いということなのでしょうね。さらに別の世界を求める話が受動的になればそれは連れていかれる話になる、と。

「紺碧の國」は世界を変えようとする話になっているようですけど、「ZONE」は別の世界を求める話なのですよね。そのあたりが何というのでしょう……モザイクというか。「天夢航海」は別の世界を求める話ですけど、2話あたりは連れて行かれる話でもあるわけで、こちらもモザイクなわけですが。

「紺碧の國」はどちらかというと例えば恩田陸「球形の季節」なんかに近いと思うのですよね(というあたりの話は9月20日の日記にちらっと書いてたりしますが)。

自分の願いや運命を、自分でかなえられる子供、自分で拓いていける子供なんて今の時代にどの位いるのだろうか。彼らは決めてほしいのだ。大きな力でかなえてほしいのだ。

 ――というセリフが「球形の季節」にあるのですけど、主人公たちはここに書かれている「彼ら」ではない強い人間なのですよね。恩田作品では特別な力を持った人間である主人公が何かの事件を通してその力を試されるような話が多いように思いますが。

 こうした異世界に行ったり、行こうとしたりするような物語でも、この世の中で作られているほとんどの物語では主人公が何か特別な人間であったり、もともとは弱い人間であっても事件を通して確かな何かを手に入れたりするわけですよね。それが「天夢航海」の場合は弱い主人公が弱いままで終わるし、他人と較べて誇れるような何かを手にするわけでもない。むしろ弱かったからこそそうした結末を迎えたのだというふうにさえ見えるわけで、そのあたりがどこにでもありそうなテーマの作品で他の作品にはない独自な視点となっているわけですよね。


 ついでに言うと、世界を変えようとする話としてはブギーポップの「VSイマジネーター」や「歪曲王」なんかもそうですね。
 でも、そんな強い力を持っているのはやっぱりほんの一部の人間で、そうした世界でほとんどの少女たちは弱い存在であって、それが「死神」や「船」や「宇宙人」に連れ去られるという噂になって現れている……というあたりでもこれらの作品の共通点が見えるのですよね。「紺碧の國」の「ZONE」についてもそうした部分があるようですが……これはもっと現実的な力になっていくのかな。

★きょうの収穫。

1.ネガティブハッピーチェーンソーエッヂ 滝本竜彦 角川書店
2.キノの旅 時雨沢恵一 電撃文庫
3.R.O.D 倉田英之 集英社スーパーダッシュ文庫

 1は裏工業新聞からの物欲電波に動かされてるかもしれませんが、珍しく単行本(ソフトカバー)の書店購入です。そこらの本屋にはなさそうなので渋谷のブックファーストに行ったのですが、そこでも見あたらず(^〜^;) 店員さんに話して無事に購入できたのですけど、タイトルが長くて難儀しました。……人に言えないようなタイトルでないだけ良かったですけど(^〜^;) 安倍吉俊の描くナイフ少女――という表紙が良いです。「lain」――「ニア」、と辿って来た人間としては。
 2と3はやっとという感じで購入です。特にキノは早く読んでみたいのですけど……。



11月29日

 こがわみさき「しあわせインベーダー」読みました。これも待ちに待った感じの新刊ですけど、やっぱりめっちゃ良かったです。どれも良くまとまっていて、ハズレなしという感じ。風邪ぎみで沈みかけていた気分も浮き上がってしあわせ〜。

 須藤真澄「あゆみ」も「全国博物館ルポ」を残してひと通り読み終わりました。こっちもやっぱり良いです。こんな良い作品が一度に出るとは……。しあわせが一気に攻めて来る感じ。しあわせインベーダーだ\(´〜`;)/
 特に好きなのは「深海プリズム」、「まるい海まるい波」、「フラワーバスケット」あたりですね。見事に年代がかたまってますけど。個人的に気に入っている「観光王国」や「子午線」なんかを引っ張り出してきて見たのですけど、どうやら好きな作品は1988年から1990年あたりのものがほとんどみたいです(でも、考えてみれば短編集ってこれの他には「電気ブラン」と「ぱらいそ」くらいしかなかったのでしたっけ。個人的には短編のほうが印象が強いですが)。……これって津野さんが言っていた、人間に否定的だったのが肯定的になっていく、その途中で動いているあたりなのでしょうかね。
 ところで、「椰子の木時計」が初めにあるのは「観光王国」と「子午線」を意識しているのでしょうか?(^〜^;)

★今週のフルバ。

 ウテナみたいな感じになってますが、良いなあ、皆川素子さん。清水香里が声をあててるキャラとしてはやけにヒットしてる気が……。



11月28日

 ゆぎりさんの日記を読んだのですけど、「紺碧の國」を読まれたのですね>ゆぎりさん
 掲示板のほうに書き込みしようと思ったのですけど、長くなるのでこっちに書いてしまいました。

 世界と自分とが相容れないような場合に自分をどうにかすることを中心に話が進むのが「天夢航海」で、世界のほうをどうにかするほうに目を向けて話が進んでいるのが「紺碧の國」だと思うのですよね。そのあたりの対比で「紺碧の國」のほうは少年漫画的だと言ってたりもするわけですけど。

 個人的にはこのふたつの作品の違いがそのまま「雪の女王」のゲルダとカイに当てはまるというふうにも思ったりしているのですが……。

 ともかく、このふたつは似ている部分もだいぶありますが、基本的に違う話なのだと思います。……というか、まあ「天夢航海」についていえば、あれくらい特殊というかオリジナルな作品はなかなかないと思うわけですけど。「紺碧の國」のほうはまだ連載中の作品なのでそうした評価はしにくいですが、そんなわけでこの物語がこれからどこへ行くのかと思いながら続きを楽しみにしてるところです。

 実際、このところずっと購読している雑誌がなかったのに、この漫画を読むために(他にも目当てはありますが)アワーズライトを読み始めたくらいですし。個人的には物語が誕生する瞬間に立ち会ってる感じ……というと大げさでしょうか(^〜^;) まあ、不安もありますが、それも含めてかなりライブな楽しみ方をしてます。

 ……って、調子に乗ってちょっと書き過ぎましたが(^〜^;)

 いくつかのサイトで話題になってた……という文章で「そうだったっけ?」とか一瞬思いましたが、いつも見てるヲタク放談見下げ果てた日々の企てでも確かに話題に挙がってました。

 一般的な知名度のわりに意図しなくてもそういった同じものを読んで感想などを書いている文章に遭遇してしまうのはやっぱり普段からの趣味の偏りとかによるものなのでしょうか……(^〜^;)

更新

 モンキーRさんバナーを作っていただいちゃいました。モンキーRさん、どうもありがとうございました。

 そんなわけで、うちにリンクを張っていただいている中でバナーのほうを使いたいという方がいらっしゃれば、このふたつのどちらかを使っていただければと思います。どうぞよろしく。

バナー(1)


バナー(2)


 モンキーRさんはmkRの素材作成講座というページなども作っていらっしゃいます。

★きのうの収穫

しあわせインベーダー こがわみさき ステンシルコミックス



11月25日

★今週のどれみ

 今回もまた良い物語でした。……日本語の表現がどうとかいうあたりは話を振っただけになったような感じもしますが(^〜^;)

 あらためていう必要もないですけど、「も〜っと」はコミュニケーションがテーマなのですよね。ももちゃんがらみの話にしても、かよこちゃんがらみの話にしても。
 今回の魔女の話はすごく痛い話のハズですけど、魔女ガエル関連だからか、かよこちゃんの時とは違って重い感じをさせないですね。

 しかし、相変わらずどれみちゃんはありきたりの展開をぶち抜く人ですね(^〜^;) この娘の持ってる力が「どれみ」という作品の個性になってるわけですが。


 それにしても来週の予告とあのタイトル……。

「うわーっ、そっくり!」

 ようことじゅんじはふたごの兄弟。

「女の子は男の子と友だちになれないの?」
「だったらあたし、じゅんちゃんになる!」
 ふたごは服を取り替えました。

 じゅんじがようこでようこがじゅんじ。
 クラスは? 着替えは? おトイレは!?
 学校中が大混乱!!

も〜っとおジャ魔女どれみ『ドキドキ! ふたごの不思議なまほう』

 ……思わず引用(^〜^;)

 これはまた名予告ですね。……なぜかこれだけでもじわっと来てたりしますが(^〜^;) 来週が楽しみです。



11月24日

 谷山浩子コンサート@すみだトリフォニーホールに行って来ました。
 浩子さんは良かったし、その他いろいろ良かったし、こういう特別なホールコンサートの時はファンの人がたくさんいるし、何だか気持ちが良いですね。

★きょうの収穫

あゆみ 須藤真澄 BEAM COMIX



11月23日

★きのうの収穫。

ワイヤレスハートチャイルド 三雲岳斗 徳間デュアル文庫



11月22日

★入れ替わった傘の謎

 このあいだ(正確には11月の10日かな)雨が降っていた日、銭湯で鍵のかかる傘立て(柄を挟んで、アルミだかの札を抜いて鍵をかけるやつです)を使ったのですけど、風呂から出て傘立てのところへ戻ってみると、自分が傘をさして鍵をかけたところにどういうわけかそれとは別の傘がありました。……透明なビニール傘だったものが紺色のワンタッチ傘に変わっていたのです。
 その傘立てが壊れているわけでもない。ちゃんと鍵もかかっている。その鍵はもちろんちゃんと持っている。それなのに自分が持ってきた傘はなくなっていて、その代わりにあるはずのない知らない傘がある……。

 さて――。

 本当に傘をすり替えていった人間がいるとしたらそれはどんな理由とどんな方法によって行なわれたのでしょうか?

 ……といっても、「五十円玉20枚の謎」みたいに答えを募集しようというわけでもないのですが(^〜^;)

 ビニール傘については鍵がかかっていても抜くことが出来たかもしれませんけど、そこにワンタッチの傘を入れるのはたぶん無理でしょう……。あるいは、鍵はあんなものなので簡単に開けられたかもしれませんが。
 何にせよ、ただ傘を盗むのならともかく他の傘と替えるということの理由がわからないのですけど。……ワンタッチ傘を手に入れてビニール傘を置いていくのならまだしも。

 ちなみにその時の黒い傘は、どうしようかとも思ったのですが、そのままさして帰って、いまもしっかりうちにあるのでした……。



11月20日

★きょうの収穫

ディスコミュニケーション精霊編(1)・(2)・(3) 植芝理一 アフタヌーンKC
琉伽といた夏(1) 外薗昌也 ヤングジャンプコミックスウルトラ

 精霊編がまためちゃめちゃ良いですね>ディスコミ
 ストーリーもすごく好みですけど、絵も精霊編になってから思いっきりイッちゃってます(^〜^;)



11月20日

★今週のどれみ

 なんかもう、またツッコミどころありすぎな話なんですが……(^〜^;)
 あれは絶対「こんじょだこんじょー」とツッコミ入れさせようとしてますね。わかりやすい陰謀です(^〜^;)

 しかしまあ、やっぱり「どれみ」は良い話を作りますねぇ。



11月18日

★「XXIc.1st. 中島みゆき in KEIO」

 慶応大学の三田祭で行なわれた中島みゆきコンサートに行って来ました。

 すごくよかったです。心震えました〜。
 途中で「学園祭だから(お客さんが)ピチピチ」みたいなことも話してたりするのですけど(個人的には出て来て一番最初に言うんじゃないかと思ってましたが(笑))、最後にはすごくまじめなことを言っていて、そういうセリフがわざとらしかったりとってつけたような感じがしないあたりがやっぱり中島みゆきのキャラクターなのだな、と思いますね。

 曲目はわりと知っている曲、近作アルバム2枚からの曲が多かったです。わたしとしては1曲目と2曲目でいきなりやられたーという感じ。



11月16日

 ゆぎりさんのコンビネーション感想リンク。 (これって、他の作品も同じページにある分には「谷山由紀作品感想リンク」とかのほうが良いのではないかと思いますが)



11月14日

 十夜さんに「邪馬台国はどこですか?」を気に入っていただけたようで、ほっと安心。良かったです。(悪い意味で)目につくところもある作品ですけど、これにはそんなことどうでも良いと思わせる味がありますよね。わたしは聖徳太子と信長の話が好きかな。



11月13日

★きのうの収穫

ピニェルの振り子 野尻抱介 ソノラマ文庫
スター・ハンドラー(上) 草上仁 ソノラマ文庫
スパイラル(1) 城平京・水野英多 ガンガンコミックス
おねがい! マルチくん やぶうち優 フラワーコミックス
放課後 秋葉凪樹 HOT MILK COMICS EX
さらくーる(1) みた森たつや Kyun Comics
まほろまてぃっく(2)、(3) 中山文十郎・ぢたま某 GUM COMICS



11月10日

★きょうの収穫

「バルーンタウンの殺人」松尾由美 ハヤカワ文庫



11月9日

★きょうの収穫

「今昔続百鬼 雲」京極夏彦 講談社ノベルス



11月8日

 大森望さんのページいちばん新しい日記を見ると、あづまさんがらみで大森さんが浩子さんの詩歌集「ねこの森には帰れない」の編集をしていたという話が出てますね。

 以前、大101人コンサートの時に竹本健治さんといっしょに客席にいたのを見たり(当時の大森さんの日記にもコンサートのことが書いてありましたが)したのですけど、もともとの繋がりはそういうところからあるのですね……。

 ……しかし、そのコンサートで見かけた時の話ですが、翻訳家(以外の文章をたくさん書いてますけど)というのはあまり顔が外に出ないタイプの著名人ですけど、金髪に染めていてしかも上着が真っ赤だというのは谷山浩子のコンサートでは目立ちすぎだと思いましたが(^〜^;)

★きのうの収穫

「月詠(3)」有馬啓太郎 ワニブックス・GUMCOMICS



11月6日 

 実は「SFサイトへの100の質問」あたりに答えてみようかとも思ってみたのですけど、どう見てもうちがSFサイトのようには思えないのでやめました(^〜^;) ……っていうか、「SFで御三家といえば?」なんて質問されても何とも答えようがないし(^〜^;)(^〜^;)

 こういうので人の解答を読むのはその人の部屋の本棚を見るような感じですよね。これが自分で質問に答える場合だと自分の部屋を整理するような感じ。「ここにこんなものがあった」とか「アルバムが……」とかいいながら。

 まあ、そんなわけで、やることやらないで自分で質問作って答えてるようなのもやっぱり、テスト前に部屋の整理を始めたりするようなのと同じ現実逃避なのでしょうね……と思うわけなのでした(^〜^;)



11月4日 

更新

 谷山浩子ファンへの101の質問をアップしました。



11月3日

★谷山浩子ファンへの101の質問。

 本当に作ってしまいました(笑)
 とりあえず自分で回答してからアップしてみることにします。